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出生数の激減に歯止めを掛けることが喫緊の課題ならば、ロシアの対策を真似して、大きな経済的恩恵を与えるしかない

2019年10月12日 15:30

厚生労働省が9月7日に発表した人口動態統計によると、今年の国の出生数は90万人を割る可能性が高いんだそうな。

“出生数が過去最低”が話題に「氷河期世代にあんな仕打ちをした結果」「家も車も子供ももう贅沢品だから」

もう、人数の多い団塊ジュニア層が既に45歳以上になってしまったから、出産する女性の絶対数が激減し始めていることも拍車を掛けているんだろう。
これは氷河期世代の就職問題と密接に繋がっていると思える問題だが、今更、大騒ぎするくらいなら、1970~1985年ぐらいに生まれた世代がまだ若い内――大体、2005~2010年ぐらいまでには、即効性のある大鉈を振るう対策をするべきだったのだ。もう、今更って感じのことよ。

特定の世代の就職難の問題も絡んで、所得の格差によって、団塊ジュニア以下の世代の中で結婚しない人の割合も増えていることも、出生数が低下の無視できない要因になっているんだろう。

15年ぐらい前といえば、元衆議院議員の糸山英太郎のネット上での少子化の問題に対する発言を思い出した。
「最近の若い女はわがままで、自分の遊びや仕事を優先するから、結婚して子供を産まなくなった。全くけしからん。もう、結婚して最低2人の子どもを産むことは日本人の義務だ。私はもう達成している」などという趣旨の発言をしたのだ。

俺はそれを読んで――今でも、それを思い出すと、呆れてしまう。
糸山英太郎はJALなどの大株主になっている投資家の顔も持っているが、数千億の資産を持っているなどという。
そんなに金持ちなのに、なんで、たったの二人しか子供を作らないの?(まぁ、正妻以外にも女性との交際があったらしいから、他に養育費を負担している隠し子が何人かいるかも知れないけれど)

今、日本という国は全体的に国力は衰退に向かっていて、1990年代後半ぐらいから、労働者の実質賃金も概ね下がり続けているだろ。その一方で、(ここ数年のアベノミクスによる株高の影響もあるが)富裕層の人口は増加し続けている。
それを是正して、所得の再配分機能を強化して、中間層を増やす政策を取らなければ、今のままだと、出生数は下がり続けるんだろう。
そういうことを主張したら、大抵は「金持ちや大企業を増税で圧迫したら、キャピタルフライとしてしまうぞ!」などという反対意見が出てくるだろ。

だったら、一定以上の資産を保有している世帯には、その水準に応じて、税制などで多産を促す政策を採らなければならないんじゃないだろうか。
数千億円の資産を持っているのに、子どもをたった二人産んだだけで、ドヤ顔しているジジイはどうかと思う。

更に言うと、もう、一定以上の資産を保有している人間には、その水準に応じて、複数の配偶者を持てる権利も付与した方がいいかも知れない。
まぁ、半分、ふざけて書いているんだが、今の日本人の倫理観では、一夫一婦制を廃することって、受け入れられないことだろうか。

欧州の主要国で、ある程度の少子化対策の成功が実現した国の例として、フランスとロシアが挙げられるだろうか。

フランスの場合、かなりの長い歳月を掛けて、多様な家族形態が社会で容認されるように政策で誘導されてきたことがその要因だと考えられる。
元々、カトリック教会の信徒数が多い国だから(16世紀に深刻な宗教戦争が起こっている)、離婚とか、片親家庭とか、同性婚とかには否定的な人間が多かっただろう。
でも、現在はどういう家族形態の世帯でも、受けられる社会保障などに差別は無いようになっている。

日本の少子化が解決しない理由のひとつとして、婚外子が少ないことを指摘する意見もある。法的に婚姻が成立した男女の夫婦でなければ、子育てが難しい社会環境が、少子化の問題の解決の壁になっているというのだ。だから、フランスのような国をお手本にしましょうという論法だろうか。
でも、それが正しいとしても、今の日本の「法的に婚姻が成立した男女の夫婦でなければ、子育てが難しい社会環境」を変えることって、抵抗感が強い人が多いし、これからかなりの歳月が掛かることだろう。

一方、ロシアの場合、15年ぐらい前は日本や韓国などと同じぐらい少子化が深刻視されていたのだが、近年は劇的に改善している。詳しくは調べてないが、子どもを二人産んだ家庭には、郊外に家が一軒建てられるほどの手当が支給される制度が、プーチン大統領の辣腕によって、実行されているかららしい。

これが喫緊の課題だというならば、今の日本が優先して取るべき道はどちらなのか、論じるまでもないだろう。子どもを二人ぐらい産んだら、家が一軒買えるぐらい金を支給するような制度を始めるしかないと思う。

まぁ、2019/5/7に書いた記事と内容が被る結論になってしまったが、そういうことだ。

こういうクレーマーは、他の障害者にとっても迷惑です

2019年08月28日 22:30

ほぼ一カ月ぶりの更新になります。以下のニュースを読んで、個人的な考え・感想を書きます。



一審の名古屋地裁の判決自体は遺族の訴えを棄却したが、何か強請られることでもあったから、先に提示したよりも高い和解金を払うことにしたそうな。

思ったんですけれど、この要求が通ってしまったら、こういう福祉施設の運営者や職員は、(言い方は悪いけれど)入所している障害者に対する拘束や監視をより強化して、絶対に外に出ないようにしなければならなくなるということだ。つまり、今までよりも、入所者の行動が制限されることにならないか?
まず、思ったことだけれど、こんなクレーマーがいるせいで、こういう施設に入所している他の障害者にとっては迷惑な話だよな。

それに、もし、裁判所が一部でも遺族の訴えを認める判例を残したら、どういうことが起こる?
悪知恵のある奴は、最初から強請る目的で、身内の厄介者(障害者)をどこかの施設に押し付けて、施設の落ち度で怪我とかするように仕向けるようなことを考えたりするんじゃないかな……?

こういうことあるから、植松聖みたいな確信犯的なマーダーが出てきたり、それを密かに支持する人間が少なからずいるんだろうな。

本当にお前一人だけでやったのか?

2019年07月27日 23:00

《京都アニメーション》のスタジオが放火される事件の被害者を悼む声は、日本国外でもたくさん挙がっていて、寄付金もかなり集まっているが、1980年の12月8日に《ビートルズ》のジョン・レノンが殺害された時に匹敵する余波の大きさを感じている。
それで振り返ったのだけれど、ジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマンも酷い家庭環境で育ったせいか、精神的に不安定で周囲とトラブルを起こしがちで、ある種の被害妄想がその犯行の引き金になったことは、《京都アニメーション》のスタジオを放火した男と似ている感じだ。

その当時、ジョン・レノンは反戦を訴える政治色の濃い活動もやっていたが、米帝の政府はそのカリスマによる影響力の大きさを懸念し、CIA(中央情報局)が背後で糸を引いて、ジョン・レノンを始末したなどという陰謀説も出てきたのだ。

本件についても、そういう陰謀論が囁かれてもしょうがない不可解な点が幾つかある。

普段はセキュリティのシステムによって、IDカードのような物でも貸与されている従業員とかじゃなければ、部外者は出入りできないようにされていたというが、NHKの取材を迎えるために、そのシステムが解除された日時を狙ったように、犯人が侵入したことについて、疑念の声が少なからず上がっている。
単独の部外者が数日、周囲から下見しただけにしては、ハマり過ぎている。

事件から一週間が過ぎて、もう一つ、不可解に思うようになったことを挙げると、犯人の火傷の容態についてだ。
犯人は一週間以上、意識不明の重体が続いていて、昨日辺りに少し意識を取り戻したという一報が流れてきたが、依然として命の危険がある状態が続いているという。
かなりの重傷なので、より高度で専門的な治療が受けられる大阪府内の病院に転院させられた。皮膚移植も施術されただなんていう。

犯人が路上で仰向けになった姿勢で、警察官に身柄を確保された写真がテレビに流れて、ネットでもその魚拓は見られるけれど、そこまでの重症には見えない。それほどの大火傷を負うほどだったら、もう、着ている物は元の色や形の見分けがつかなくなっているんじゃないのか……?
それに、警察官に身柄を確保された場所は、事件現場――京アニのスタジオから100メートルぐらい離れた場所だったと報じられているが、それほどの火傷を負った人間がそこまで意識を保ちながら、自力で移動できるか?

《京都アニメーション》という会社組織とは無関係の部外者の単独の犯行ではなく、何らかの手段で内部の事情とか、当日のセキュリティの隙を把握していた共犯者がいるんじゃないか……っていう疑念が抑えられないのだ。


事件に対する世間の怒りは大きく、「この放火犯の男の命が助かって、裁判になったとしても、弁護士をつけるな!」みたいな声も大きい。

それでも、この犯人が回復した後、その味方になる人間って必要じゃないかな……。この間、以下の記事を読んで思ったことなんですが、犯人の腹蔵していることを根気よく聞き出す役割の人間がいなければ、俺がここで疑わしいと上げていることも含めて、真相が分からないままで終わってしまうからだ。

山口「八つ墓村事件」、保見光成死刑囚が弁護士にも語らなかった“田舎暮らしの地獄”

2008年6月8日の秋葉原無差別殺傷事件も、本件と似たような不可解なことがあって、公には単独の犯行とされているが、これも共犯者がいるのではないかと疑っている。


【死刑確定】単独犯は不可能…秋葉原通り魔事件を巡るミステリー(前編)

警察は事前に犯行を知っていた!? 「秋葉原通り魔事件」をめぐるミステリー(後編)

政府が国民の表現の自由とか、通信の秘密を守られる権利を制限するための法改正を国会で通り易くするために仕組まれた事件だったなどと警鐘を発している者もいるけれど、もしかすると、本件(京都の放火事件)も背景にそういう政府の何らかの思惑があることを疑う声が出てくるんだろうか。

秋葉原にしろ、京アニにしろ、それぞれの犯人には、「ホントにお前一人でやったのか?」と問いたいが、政府とか、それに匹敵する組織が絡んでいたら、もう、本人から直接、真相を聞き出すことは不可能だろう。その闇の深さに背筋が凍る。

強い後ろ盾が無い奴が政治の世界で成り上がりたければ、国家のビジョンを語るよりも、卑近なシングルイシューを唱えた方が近道

2019年07月23日 23:00

今回の記事は、この間の参議院議員選挙の結果を見て感じたこと・考えたことなどを書いてみることにします。


与党と自民党と公明党を合わせて、過半数を維持した。
旧民主(民進)党系は明暗が分かれた。立憲民主党は8議席も増やして躍進したが、国民民主党は6議席しか獲得できず、党の存続もあやしくなってきた。ただ、旧民主(民進)党系全体としては、前回の2016年の32議席を下回ってしまった。
日本維新の会は3議席増で10議席。
共産党は選挙前は14議席だったが、1議席を失った。
社民党は辛うじて一議席を獲得し、政党要件を満たす条件を死守――首の皮一枚繋がったという結果だった。


なんか、与党の圧勝っぽく報道されてる気がするが、公明党は3議席増やしたものの、自民党自体は9議席も失ったのだ。公明党と改憲に肯定的な維新の会の議席を足しても、日本国憲法改憲の発議が可能な圧倒的多数となる3分の2を確保できなかった上、自民党単独過半数の維持も失敗したんだ。安倍晋三は内心、「ムキーッ!」って悔しがっているか?
そんなに自民党に逆風がふいているようには思えなかったけれど、俺の想像以上の負けっぷりだったのだ。
早速、国民民主党の中の改憲に前向きな議員に協力をお願いしたいようなことを公言しておったが、こうなると、N国の立花やその他無所属の議員だって、改憲に賛成することを交換条件に何らかの自分の要望を通してもらおうと考えられそうだよな。

しかし、これでは消費税の増税に待ったを掛けられるというほどの結果ではない。

まず、旧民主党系の連中――立憲民主党や国民民主党は、その主要な支持基盤である連合が消費税の増税に賛成だからか、れいわ新選組や幸福実現党のように、はっきりと減税を訴える腹を括った選挙戦が展開できなかった。

立憲民主党の候補者の中には、日本私鉄労働組合総連合会(私鉄総連)もいたらしい(あまり興味無いので、その人物の名前も当落は分からない)。

私鉄と言えば、一カ月くらい前、阪急電鉄の列車の車両内に「月50万円貰って生き甲斐のない生活と30万円だけど仕事が楽しい生活、どっちがいい?」などという浮世離れしたコピーが印刷された釣り広告を掲示して、炎上したことがあっただろ。

「月50万円貰って生き甲斐のない生活と30万円だけど仕事が楽しい生活、どっちがいい?」…阪急車両ジャック広告に猛批判、企画中止へ

阪急電鉄の正社員の年収は、30代になると800万円以上になるらしい。まぁ、そういう水準の会社だから、そんなコピーの吊り広告は反感を買うこと、想像がつかなかったんだろう。
そういう大会社の労組を支持基盤にしている限り、大半の国民にとっては、自民党と大差ない貴族の政党に過ぎず、弱者の味方のような面しても相手にされないだろ。

僅かな票田のために、腹を括ることもできず、下らない離合集散を繰り返しているだけのボンクラども。大きな無党派層の支持が得られるわけがない。

小泉内閣や第一次安倍内閣の頃、プロレタリア文学の『蟹工船』がブームになったことと同時に、日本共産党に入党者が増えるという社会現象があった。その当時の共産党は、民主党や社民党などの労働貴族の政党の庇護を受けられない・それを見限った非正規雇用の若者の受け皿になっていたのだ。

今はその受け皿の役は、《れいわ新選組》がとって代わっているんだろうか。

今回の参議院議員選挙の結果で、何より注目を集めているのは、その“れいわ”が比例区で重度の身体障害者の候補を二人も当選させこと、そして、《NHKから国民を守る党》の代表の立花孝志が当選して、両党ともに政党の要件を満たしたことだ。

正直、山本太郎なんて、タレントくずれの胡散臭い反原発活動家ぐらいにしか思っていなかったし、N国の立花孝志だって、別の意味で胡散臭いイメージもつきまとっていた。
この両党と比べたら、資金力があって、組織のネットワークも大きいと思われる《幸福実現党》ですら、今回も一議席も獲得できなかったんだぞ(地方自治体では、幾らか議席を獲得しつつあるらしいが)。

この結果を見て、よく分ったことは、安全保障とか、原発とか、憲法の改正の是非なんて、関心がある有権者はそんなに多くないんじゃないか。それより、もっと生活に直結する公約を掲げる政党・候補者の方が有権者の関心を買い易いということだ。

もう、15年ぐらい前から、国政選挙の度にネットで泡沫な政党・候補者を幾らか見てきた。
その中で特に目を引かれるのは、10年前に立ち上げられた《幸福実現党》もそうだけれど、極右の維新政党・新風とか、イラク戦争時の小泉純一郎の対米追従外交方針を批判して、外務省を辞めさせられ、憲法第九条の固守と日米安保の批判を軸にした公約で何度か国政選挙に立候補している天木直人(今回は《オリーブの木》という政党から立候補して落選)なんかだろうか。

N国はシングルイシュー ――つまり、NHKの放送のスクランブル化の実現を訴えることだけに徹したことが効を奏したようだ。NHKの放送を観ないから、受信契約を結ぶつもりはなくて、テレビを家から撤去したのに、NHKはワンセグ機能のあるスマフォやカーナビ、しまいにはインターネット回線そのものまで、受信契約の対象にしようとしている……などという不満の受け皿になる政治家が他にいなかったからだ。

それしかイシューを持っていないような奴に議席に座って欲しくない・議席を与えたことに懐疑的な考えの人もいるだろう。

でも、幅広い分野にわたって、公約を掲げ続けて、自分たちなりの国家の将来像を提案し続けている《幸福実現党》は、未だに一議席も取れていない。現実として、品の無い部分もある動画で、NHKの放送のスクランブル化の実現を訴えているだけの奴に先を越されたのだ。

その《幸福実現党》もそうだけれど、維新政党・新風にしろ、天木直人にしろ、個々の主張に違いはあれど、憲法をどうするかとか、安全保障に関することを各々の公約の主柱にしているだろ。

だけれど、そういう国家の根幹を成す憲法とか、安全保障・外交に関する公約なんかを中心にしている連中よりも、もっと身近な自分たちの生活に直結する問題に取り組んでくれる者に有権者の多くは関心を寄せる……ってことがよく分った結果になった選挙だった感があるよな。

N党の立花氏が主張しているようなことに対する批判的な声の中に、「NHKは質の良い教養番組を観ている。(だから、毎月1,000円ぐらいの受信料を払う価値あるのに)そういうものを観ないであろう(バカな)底辺層の意見などに耳を貸す必要は無い」などという意見をどこかで見掛けました。

そういう人は、れいわやN党に投票した奴のこと、憲法や安全保障などの国家の存続の根幹についてのビジョンを持っているところではなく、自分たちの卑近な生活に関するシングルイシューしか打ち出していないポピュリズム野郎に投票するバカとでも思っているんだろう。

今日の所は、ここで、どっちが良いか悪いかを論じるつもりはない。ただ、日本の国の中で、上と下の階層の間にある壁の高さというか、溝の深さを感じるというだけだろうか。

改名

2019年07月22日 23:00

今まで、“カイン”(Kayin)というHNで、15年ぐらいブログを書き続けてきましたが、思うところがあって、これを改名することにしました。

今後は“広岡”(ひろおか)と名乗ることにします。それに伴って、ブログタイトルも少し変更しました(今後、また多少の変更があるかも知れません)。

改名に至った理由とかについては、姉妹ブログの以下のリンク先の記事で、まつわることは書いておいたので、こちらでは割愛させてもらいます。

改名

“カインの末裔”のブログ