駄猫の時事放談

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2007年の世相漢字は「偽」というより「食」 

お久しぶりです。
ここしばらくは忙しくて、こっちのブログの更新に手が回りませんでした。少し落ち着いてきたので、また、ちょくちょく書いていきたいと思います。

本題だが、2007年の世相漢字は「偽」に決まったそうだ。

まぁ、俺は何となく、「偽」という漢字に決まるんじゃないかなという気はしていたんだが(後出しになる前に、この記事を書くべきだったが)、個人的な雑感をまとめると、今年の世相を象徴する漢字は「食」に投票したかった。

「偽装事件」が多いから、「偽」になったのだと思うが、不二家や石屋製菓や赤福や船場吉兆などの不祥事も含めて、今年は「食」の不安を覚えるようなニュース、「食」に関係した話題が多かっただろう。

それらの企業の賞味期限の嘘表記の他、飲食業界の不祥事もあるだろ。
最近では吉野家やケンタッキーのバイト従業員の悪戯がちょっと大きく報道されている。
何よりも、ペッパーランチの強姦事件はまだ、風化させるには早過ぎるだろ?
あれは発覚した事件の被害者はたまたま自力で逃げられた感じだったが、明らかに初犯ではなかった。
きっと、闇に葬られた余罪もあるのだが、日本のメディアはなんで、もっと長く取り上げていかないのかと奇妙に感じている。
神戸の小学生連続殺害事件とか、池田小事件みたいに大騒ぎになっていないのは、何か圧力があるからじゃないかと変な勘繰りをしている。

一部の企業の不祥事だけではなく、原油や農産品の相場の高騰を受けて、様々な定番食品の値上げが相次ぐ現象は、そのことで国民の大半は生活の不安感が募ってくることが多い一年でもあったと思う。

暗い話題ばかりでなく、そうじゃない話題も取り上げるが、これは昨年ぐらいからの流行だが、「メガサイズ」のメニューの販売も話題になっておりますよね。
ファーストフード、明治のカールのような定番スナックやプッチンプリンのようなデザートなどが挙げられるが、俺はこういう現象も懐疑的に感じている。
「そんなことまで、アメリカ人の真似しなくても……」とも思うし、何でも不足で価格が高くなっているのに、原材料の無駄遣いなんじゃないかって感じている。

政治のテーマを振り返れば、教育改革がやかましく叫ばれているが、やっぱり、食の話題が含まれていて、「食育」などという言葉が頻繁に使われるようになった。
共働きが多いことと関係があるかどうかは分からないが、昨今は家庭の食生活の乱れが子供の育成の害になっているなどという批判が多いから、「食育」などという発想が出てきたわけだ。

しかし、怪我の功名じゃないが、原油相場の高騰という国民の生活不安の大きな種こそ、そういう「家庭の食卓の崩壊」にある程度の歯止めをかけるんじゃないかとも思っている。

灯油の値段の値上げがあまりにも酷いから、寒冷地では冬を越せずに凍死する危機に陥っている低所得の世帯が多いという問題があるが、同じくらい深刻なのは、温室を用いた農作物の栽培を生業にしている農家である。
小売価格にだって、その影響が上乗せされれば、並みの所得の世帯には、季節外れの物を買う余裕は無くなるだろう。
つまり、下記のリンク先に書いてあるようなことを意識する消費者が増えるんじゃないかっていう憶測である。

旬を知って美味しく食費節約! 食材旬カレンダー


色々と書き並べてみたが、本当に今年は「食」のことを考えさせる話題が多かっただろう。
2007/12/13 08:00|食の話題CM:1
 

危険なマテリアル 

東京でアイスクリーム入りラーメンが大流行!?

いつの間にか東京でアイスクリームラーメンが発売されていた! そのラーメンを食べることができる足立区北千住では、今後アイスクリームラーメンが大流行するのではないかと、もっぱらの噂だ。このラーメンをよく食べるというサラリーマンは、「こんなナウいラーメンは東京にしかない!」と意気込んで語ってくれた。

そのアイスクリームラーメンを食べられるのが、北千住駅から徒歩15分ほどにある『菊や』。ラーメンに合うアイスクリームを探し、ついに完成したのがこのラーメンだという。ハーゲンダッツやレディボーデンなど、さまざまなアイスクリームを試してみたが、いちばんピッタリのアイスクリームはコーンタイプの普通の安価なものだったそうだ。

スープはあっさり、ソフトクリームはこってり。ふたつのハーモニーが織り成す味は、あなたの未体験ゾーンに新たな刺激を与えることだろう。ちなみに『菊や』では、ココアラーメンや緑茶ラーメンなども食べることができる。以前は乾電池ラーメンもあったそうだが、危険なのでやめたという。

http://trebian.livedoor.jp/archives/54849105.html

小学校時代、毎日、昼の給食を食べ終わってから、後片付けの時間になると、皆が食べ残した物を容器に放り込んでいたじゃないですか。
どこのクラスにも、こういうことをやりたがる悪餓鬼が数人いたものだが、皆の食べ残しが放り込まれた容器の中を「おたま」で掻き回していている光景を見たことがある。

掻き混ぜられた残物は異臭を放つ奇妙なマテリアルと化していくわけだが、口にすれば、ドリフのコントみたいに、頭が爆発しかねないだろう。

上の記事に出てくるアイスクリーム入りのラーメンだなんて、「面白半分に給食の残飯を掻き混ぜていた餓鬼の発想と同じだな」と感じた。
それを面白がって、代金を払って食べている方も物好きだが……。

しかし、最近は子供の給食費を滞納している親(モンスター・ペアレンツ)がいることが問題視されているが、東京都の府中市ではなんと、公立の小中学校に勤務している教職員で、給食費を滞納している奴が35人もいたなどというニュースがあった。

学校の給食は食べ残した物を無理強いして食べさせると、体罰になってしまうんだそうだが、だとしたら、保護者も学校の職員も、給食費の滞納を続けている奴に対する制裁は、どこかに留置でもして、アイスクリーム入りラーメンみたいなマテリアルを食わせてやることだな!
2007/10/23 08:00|食の話題CM:0
 

「牛丼」が夜の街に帰ってきたが…… 

今日の朝刊に吉野家の大きな広告が掲載されていた。本日から牛丼の販売時間が深夜0時までに延長され、「特盛」「牛皿」「牛鮭定食」の販売が再開されることを告知する内容だ。

コピーは、「オレたちの晩飯に牛丼が帰ってきた」だ。

これが妙に気になっているんだけれど、吉野家みたいな店での食事を「オレたちの晩飯」などと言う人がいるとしたら、どのくらいの頻度で入るんだろうか?

俺個人は、せいぜい、月に2〜3回も食べに入れば、回数は多い方だ。それ以上は気持ち悪くなるな(今は牛丼、豚丼以外のメニューもあるが)。その程度の頻度なら、「オレの晩飯」と言える感覚ではないだろう。
そう言えるほどの頻度で、食事に利用している人の感覚はおかしいとは言えないけれど、或いはそういう所で夕食を済まさざるを得ないことが頻繁になる事情がある人が多いのだとしたら、そんな社会はどこか歪んでいるような気がする。

尤も、私も人に偉そうに説教できるほど、規則正しい食生活を送っているわけではないがね。

ただ、「食育」が謳われているようなご時世で、こんなコピーの広告を出す企業の感覚を少し疑ってしまった。
牛丼も食文化のひとつだとは思いますがね。

ところで、最近、ある週刊誌に、どこかの牛丼チェーンの衛生管理の杜撰さを指摘する記事が掲載されていたそうだ。
この頃、不二家の問題とか、関西テレビの「納豆ダイエット効果の捏造」など、食べ物に絡んだ不正が多いけれど、次は牛丼チェーンのそういう暗部が大騒ぎになるかも知れない。
今年は食品製造業や飲食業の不祥事が目立つ一年になるような予感を持っている。

だから、株式投資をやっている人にとって、食品製造業や飲食業の銘柄のポストは地雷原ようなものだ。

俺自身、今からちょうど10年前に株式投資に手を染めた時、初めて購入した銘柄が食品株で、それは散々な結果に終わった経験がある。株は人によって、得手不得手が違うけれど、自分にとっては、食品株が「鬼門」のような物だと思っている。
2007/03/01 17:37|食の話題CM:0
 

納豆の謎(駄猫は発酵系が苦手) 

どこかの馬鹿なテレビが「納豆はダイエットに効果があるよ!」などという情報を流したら、一時的に消費量が急増して、食料品店の店頭では在庫が底を尽いている現象が一週間ぐらい続いたんだそうだ。
ところが、すぐにそれがデタラメだったってことが明らかになってしまって、テレビ業界や広告業界の碌でもない体質が改めて露呈する結果になった。

納豆と言えば、大抵の人は茨城県の水戸が産地だってことを連想するだろう。だからなのか、関東地方では消費量が多い。
逆に消費量が少ないのは、近畿地方や四国地方である。

俺は生粋の関東人で、両親もそれを食べている家庭で育ったけれど、納豆は一度も口にしたことが無い。
納豆は食わず嫌いと言えば、それまでだけれど、納豆以外でも発酵系の食べ物が苦手だったりする。チーズなど、乳製品の一部も食べられない。

納豆の起源について、ネットで調べてみたのだが、ハッキリした説は見つからなかった。
ウィキペディアの「納豆」を読んで、意外に感じたことは、ヒマラヤや支那の南方でも食べられているということだ。日本固有の食文化でもないみたいだ。

子供の頃、『まんが日本昔ばなし』というアニメ番組で、「納豆」の話を観たことがある。
時代は戦国期で、どこの地域なのかは、今となっては分からないが、どこかの領主がある村の住人に対して、糧秣の提供を命じた。
ある一人の男が陣地までそれを届ける役目を引き受けたんだけれど、村人の暮らしも貧しく、十分な量の米を集めることができないから、領主の要求した量に足りない分は豆で補うことにした。
男は握り飯と豆が入った桶を担いで、領主の軍の野営地まで歩いていった。が、その季節は気温が高く、村から野営地までの距離が長かったから、食糧は途中で腐ってしまった。
握り飯は食えなかった。が、空腹に耐えられない兵士は豆の方は食べたのだが、これが意外に美味く、腹を壊すようなこともなかった。

……これが「納豆」とそれを売り歩く「納豆売り」と呼ばれる行商人の歴史の始まりなんだそうだ。

納豆という食べ物の歴史の興味深いところは、伝播の過程が輻射状ではなさそうなことだ。
ウィキを読むと、秋田県仙北郡美郷町が「納豆発祥の地」を標榜していることが書かれているが、西日本で消費量の多い南九州地方では、「安土桃山期の熊本の太守・加藤清正が朝鮮出兵の際、濡れた大豆を馬に積んでいたら、馬の体温で発酵して、それが納豆のはじまりになった」などという言い伝えもあるそうだ。

どこが最も早いのかは定かではないけれど、偶然、腐らせてしまった物を食べたら、その味にハマる体験をしながら、健康を損ねずに済んだ者がアジア大陸でも日本列でも、各地にいたんだ、ということだろう。

子供の頃、「まんが日本昔ばなし」のような話を聞いて、「やっぱり、最悪な食べ物だなぁ」と感じていた。
でも、飽食の社会に生きている俺がそういうことを言うのは、わがままと言うか、傲慢と言うか、とても感じが悪いことなのだろう。下らないテレビ番組に踊らされて、外国人の俳優の尻を追い掛けたり、変なスピチュアルにハマったり、ダイエット効果を盲信して納豆を買い漁る女と同じレベルなのだ。

食べ物の歴史には、こういう偶発的な話が多いんだろう。そんなことを思のだ。

だからといって、「好き嫌いをやめよう」という気持ちになる殊勝さは持ち合わせていないのだけれどな。
2007/01/22 20:00|食の話題CM:0
 
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