駄猫の時事放談

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山田先生。いい加減にして下さい 

先週の木曜日だったか、金曜日のことだ。
テレビのニュース番組を観ていたら、国立社会保障・人口問題研究所が、「2030年には全国の世帯数の3分の1が単身世帯になる」という見通しを公表したという話が取り上げられていた。

http://www.ipss.go.jp/pp-ajsetai/j/HPRJ2008/t-page.asp

結婚しない人が増加しているんだから、そうなるのは道理だってことはとっくの昔から論じられてきた。何故、今の若い世代の間で結婚しない人の割合が高くなってきているのかという原因について、多くの識者がそれぞれの見解を披露している。
人口が減る現象の国や社会に与える影響についても議論百出だけれど、下記の記事にご登場の山田先生は無論、「悪影響がある。対策して、食い止めなければ」という意見の立場である。

“規制”緩和で格差噴出…今話題の「婚活」って?

略語といえば、ローマ字が人気だが、日本語でも最近、こんな言葉が話題になっている。ズバリ「婚活(こんかつ)」。「就職活動」を「就活」というように、「結婚活動」を略したのが「婚活」だ。名付け親である東京学芸大学教育学部の山田昌弘教授(50)に、その実態を聞いた。

 「先日も『ウチの子は何で結婚できないのか』というテーマで講演したら、ドッと人が集まりましたよ」

 こう語る山田教授は、「学卒後も基礎的生活条件を親に依存している未婚者」を意味する「パラサイト・シングル」の名付け親として知られる家族社会学者。取材で「結婚活動」というテーマについて聞かれ、「『就職活動』は『就活』だから『結活』? いや、発音しにくいから『婚活』にしたら」と提案したのがきっかけ。このほど少子化ライター、白河桃子さんと共著で、『「婚活」時代』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)も出版した。

 その「婚活」だが、よりよい結婚を目指して、合コンや見合い、自分磨きなど、積極的に行動すること。「よりよい」とはいうが、2005年の国勢調査によると、30−34歳の男性の47.1%が一度も結婚しておらず、「結婚」自体のハードルも高いようだ。

 こうした現象は、略語のたとえだけでなく就職(仕事)と同様の背景、問題点を抱えている。別表=左下=のように、1980年代までは、さまざまな規制(枠組み)の中で流れにのっていけばなんとなく就職、結婚できるようなシステムが存在していた。

 たとえば、就職も学校(先輩)経由で斡旋されたり、就職協定で内定数の制限があったり、結婚では職場で総合職の男性と一般職の女性の出会いがセッティングされたり、恋愛=結婚という“規制”があったり…。だが、90年代ごろからその規制が緩和され、男女交際では、付き合っても結婚しないとか、いろいろなライフスタイルが選べるといった意識の変化が広がった。

 「経済と一緒で、規制がなくなり自由になれば競争も厳しくなり、一気に格差も噴出する。仕事で全員が正社員になれないように、結婚でも何回も結婚する人がいれば、彼女も彼氏もいないという人も出てくる」というわけだ。

 だが、本人たちの意識は「じっとしていれば結婚できるだろう」と以前と変わらず、取り残されていく。本人たちも深刻だが、「何で結婚できないんだろう」と思う親、また、少子化による産業など社会への影響も大きい。では、親や職場の上司らは、どうサポート、対処すればいいか。

 「職場ならコミュニケーション能力を磨かせる訓練を常にする、家庭なら男でも家事の手伝いをさせる…とくに、望めば結婚できた時代を過ごした親が意識を変え、結婚するためには“活動”しなくちゃいけないと仕向けるべき。女性に関してはとにかく高望みを捨てさせるのが基本。自分も働いて生活することを覚悟しろと言い続けなくてはいけない」

 そして山田教授は「本来は少子化対策として、国が婚活支援をするべきなんですが、プライバシー介入だと口をつぐむ」と国のふがいなさも指摘する。福田首相! 「婚活」支援で、名誉挽回なんてどうです!?

それで、それを阻止するために、国がやるべき政策とかを前々から提言している。

私が思うに、出生率が下がることをある程度、抑制する政策だが、保守的なやり方を引っ込めて、フランスやスウェーデンみたいに個人主義を容認していくやり方に向かっていかなければならないんじゃなかろうか。
経済の仕組みが似ている先進国を比較すると、保守的な社会の国ほど、出生率の落ち込みが際立っている。
両親が揃っていないような家庭、片方の親が異なる兄弟姉妹っていう子供が珍しくないような社会にしない限り、殖えないと思うぜ。

この先生の主張を要約すると、どちらかというと、そういうことも前提に対策を求める内容、つまり、リベラル色寄りで、社会保障・福祉は家族主義レジームを改めて、行政はもっと若い世代を支援しなければならないっていうような意見だと思う。

私は国の人口・出生数の増減など二の次だが、それには同意できることもあるのだけれど、この山田という学者の発言や書いている物には、前々から何か不快なものを感じてきたのである。
何が不愉快にさせられているのか、今回の記事を読みながら考えてみたんだが、はっきりと文章にすることができた。

例えば、正社員で就労できない奴が急増している社会現象、フリーターやニートの問題について、色々な意見を聞き集めてみよう。
まぁ、当の非正規雇用やニートに同情的な意見もあれば、政府の経済・労働政策の失策を批判する意見もあるが、教育や家庭の躾の欠落に原因を求める考え方もあるだろうし、個々人の怠惰な態度に責任を帰する意見もあるだろう。

この山田はバブル崩壊後の社会で、正社員で就労できない人が増加する社会的要因をさんざん説いてきた。椅子の数が激減してしまって、どうしても、そこに座れない人数が大量に溢れることの必然をよく論証してきた立場なのに。
それを認識した頭で、どうして、そんなに非正規雇用者などに侮蔑的な目線を投げかけられるんだろう?

大学教授のクセに馬鹿なのか、って思う。言っていることが矛盾だらけなのだ。

『パラサイト・シングル』の理論も破綻していた。
「親元に同居している若者は自由に使える金が多いから、自動車を買ったりしている」などと書きながら、「パラサイト・シングルが増えると、自動車などの消費財の需要が減ってしまうから、日本の景気に悪影響だ」などと書いていたのだ。
じゃあ、パラサイト・シングルが減って、不動産投資をやっている奴ばかりが潤う社会と、パラサイト・シングルが増えて、あらゆる消費財が売れる社会のどちらが好景気になるの?
小一時間、問い詰めたいわ。

これでは、社会学者というより、センセーショナルな用語を作って、世間の耳目を引くのが上手いだけの物書きに過ぎないだろう。
俺がこんなことを書いても、褒め言葉になるだけだ。
何故なら、その節があるからな。どういうふうに本を書けば、よく売れるのか、証券会社のアナリストだか、何だかの意見を参考に聞いているような話もしているからな。

大体、


「女性に関してはとにかく高望みを捨てさせるのが基本。自分も働いて生活することを覚悟しろと言い続けなくてはいけない」


こんなことを説いたら、余計に結婚に向かわなくなると思うぞ(笑)

大学で教鞭を取っている人間がこの程度なんだから、この国の国民のレベルは推して知るべしである。

まぁ、ここのブログの読者はそれなりにリテラシーのある方が多いだろうが、格差社会になっていくと、経済力とコミュニケーション能力が高い人ばかりが結婚して子供を産んで、そうじゃない弱者は皆、子孫を残せずに絶える、って一概に言えると思う?

俺はそうとも言い切れないと断言するだけの根拠があるぜ。

次回の記事タイトルは、「ダーウィニズムのパラドックス」です。
「乞うご期待」せずに待っててね(笑)
2008/03/16 20:00|家族政策、子育て、ジェンダーCM:1
 

家族政策、その2 

「中国の男余り」のニュースから書き出した前回の記事の続き。
今日は過去の日本の皆婚社会について、思っていることを少し書いてみる。

端的に言ってしまえば、日本の一夫一婦制、皆婚社会も、他の近代国家と同じ目的で成り立った。
中国の政府は、「男女の数の不均衡が拡大することにより結婚相手の見つからない男性による反社会的、暴力的な行動が増える恐れがある」ことを懸念している。

今の日本は格差社会などの要因で非婚が増えているが、その社会現象について、中国の政府が懸念していることと同じ内容の警鐘を発している有識者だっている。

俺は「だから、何か対策をやって、非婚を減らさなきゃいけません」だなんて訴えるつもりはない。
ただ、自分が感じるようになった違和感について、少し書いてみたいだけだ。

今の中高年層以上の世代では顕著だが、ある程度の年齢の独身者に対する目は厳しかった。社会的信用は低く、会社で出世が不利になったり、何かと偏見の目で見られがちだった。
また、ネットを見ていても、今でもそれを引き摺っている人が少なくないことが分かるが、特定の家族形態を異様に礼賛し、それから外れている人(離婚歴とか、両親が揃っていない家庭とか)に対する差別のような感情も根強いだろう。

自分は多感な時期にバブルが崩壊して、社会が変化してきたところを見てきたせいか、そんな日本の皆婚社会の風潮に、行き過ぎたものを感じているところがある。

今は将来の年金や労働力が不足する懸念で、非婚を批判する声があるが、人口の増え過ぎが問題だった過去は、それが非婚を批判する理由として、挙げられることなど無かっただろう。
だとしたら、やっぱり、「独身者は反社会的、暴力的な行動に走り易い」という意識・懸念が濃かったのだろう。

小倉千加子というフェミニストの人のある著書に、「学生運動に熱心だったところに惚れて結婚したのに、入籍後は会社の忠実な僕になってしまった夫の姿に愛情が冷めてしまった主婦」の心理の話が載っていた。
誰でも結婚すると、保守に回るっていう人間の性質を端的に表している話だとは感じる。
要するに、政府や企業が婚姻を推奨しているのは、社会に何か矛盾などを感じても、余計な運動に精を出さずに労働と納税に勤しむ国民に仕立て上げるためなんだろう。

それなりの年齢になっても独身でいる奴は所帯持ちと比べて、責任を負っていないから、仕事に対する姿勢が軽いっていう目もあっただろう。今でも配偶者の有無は、銀行で住宅ローンを組む時の審査にも影響してくる。

だが、そういう慣習には負の面もある。

天木直人 6月26日名古屋講演その2

例えば、上のリンク先の動画はタイトルの通りなのだけれど、米帝のイラク攻撃を支持した小泉政権に異議を訴えたために外務省をクビになり、更に自分の主張を世に問うため、この前の参議院選挙に立候補した人の講演会の映像である。
何を話しているのか、簡潔に説明すると、イラク戦争支持にノーを訴えることも、自分の退職金を注ぎ込んで、選挙に立候補することも、奥方の強い反対を押し切ってやったという回想なのである。
「あんた一人がそんなことをやっても、自分が損するだけだ」と。

多分、この講演を聴いて、胸を打たれる人が少なからずいると思うが、それは何故かって言うと、普通の人にはできないことをやっているからだろ。

つまり、国や企業が社員に専業主婦や子供を養うこととか、住宅ローンを背負わせて働かせるのは、こういう悪い意図もあるんだろうな。
組織ぐるみで悪いことをやっても、それを告発する者を未然に防ぐためだ。
つまり、「学生運動に熱心だったところに惚れて結婚したのに、入籍後は会社の忠実な僕になってしまった夫の姿に愛情が冷めてしまった主婦」どころか、結局は自分の生活の方が大事だから、「あんた一人がそんなことをやっても、自分が損するだけだ」などと亭主がそんなことを言い出すのは許さないって人が大半なんだろう。

イラク戦争の支持や憲法改正の是非は兎も角、今の日本のあらゆる社会問題がそうだろう。
きっと、マンションの鉄筋の本数を減らして耐震強度を偽装したとか、賞味期限をごまかした菓子を販売だとか、厚生労働省の薬害問題とか、もっと昔の公害問題とか、そこに勤務している人間の殆どが配偶者から、「あんた一人がそんなことをやっても、自分が損するだけだ」なんて言われているから、酷い事件が後を絶たないんだろう。

ずっと前、下の掲示板のスレッドの内容を取り上げたことがある。

結婚VS独身 どっちがトクだと思いますか?

ここで「結婚は損」「独身の方が得」などと回答している人は、そういう社会の暗部を敏感に悟って、嫌気がさしているんだろう。
自分は決して独身主義者でもないが、それは何となく分かる。

政府は将来の労働力や年金のことばかり言って、非婚を減らしたいんだろうが、こんな皆婚社会がいつまでも続いたら、それこそ日本の国は沈んでしまうだろう。

これから、世の中は益々、貧富の差・格差が拡大していくのか、それで主に貧しい独身者の反社会的な行為が増えるとか、世の中を改める運動が盛り上がるかどうかは分からない。

明治維新の志士は、現代のフリーターやニートみたいな輩が多かったというのは、そういうことだ。
安定した職に就いて、所帯を持っている奴は保守的になるのが当たり前だ。
ところが、そうじゃない方は世の中を腕力で引っくり返すようなことでもしない限り、自分たちが裕福になる望みがない。
それが絶対に成功しないと思うなら、何も意欲が湧かなくなって、昨今の俗に「下流」って言われているような生き方を送るんだろうが。
今のところは、そういう人が殆どっていう状況なのだと思う。

そういうことでも起こらない限り、ここまで腐った国は、立て直して、もっと人が住み易い社会を作ることは不可能じゃないかって思っている。
だから、今の秩序を守られることを願って、格差の是正や若い世代の非婚化の歯止めを訴えている政府の要人や識者の意見を冷ややかに聞いている面があるな。

ただ、矛盾に聞こえるかも知れないが、私はそういうことが起こることを望んでもいないし、ましてや、自分がそういうことの担い手になりたいとも考えていない。
結局、今の若い世代の大半と同じ、こういう国は見限って、今の自分の生活を守ることしか考えていない。

ましてや、そういうことは、特定の誰かが真面目な意思で図って起こることでもないと思う。
今の生活・地位を守りたい保守的な人、世の中を変えたい人、自分の将来に絶望して自棄になる人、何か悪いことを企んでいる人、それぞれが己の欲求・欲望・思惑がぶつかることで生じる軋轢が臨界・極限に達したとき、そういうことになるのだと思う。

ダーウィニズムとか、トリクルダウン理論とかいったものの本質・核心はそういうことではないかと思っている。
2007/11/18 23:00|家族政策、子育て、ジェンダーCM:0
 

家族政策、その1 

中国の共産党政府は人口爆発の抑制のために「一人っ子政策」を布いてきた。
その施行後に生まれてきた最初の世代が、そろそろ婚姻適齢期にさしかかっているが、女性の人数が足りないんだそうだ。

中国の「年ごろ」男性、女性の数を1800万人上回る

[北京 13日 ロイター] 中国で「年ごろ」とされる結婚できる年齢の男性の数が女性の数を1800万人上回っていることが分かった。伝統的に男児の誕生が重んじられる中、性別を選択した上での人工妊娠中絶の影響を受けているとみられている。新華社が13日に伝えた。
 国家人口・計画生育委員会の張維慶主任によると、全国平均では女児100人に対して男児約119人が誕生。地方では、女児100人に対する男児の数が約122人に上昇する。
 中国では胎児の性別を判断する超音波検査は違法とされているものの、多くの親が金銭を支払って検査サービスを利用。同主任は、中国政府が今後も違法な検査の取り締まりを行うと述べた。
 同国では、2020年までに男性の数が女性を3000万人上回ると予測されており、政府は、男女の数の不均衡が拡大することにより結婚相手の見つからない男性による反社会的、暴力的な行動が増える恐れがあると警告している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071114-00000782-reu-ent

今日は中国のこの現象を報じるニュースから話題を切り出すが、この間の「ブルーギル」や「ダーウィニズム」などの話も絡めて、国家の家族政策の変遷とか、それに対する個人の生き方について、色々と考えてみたいと思う。

世界各国、それぞれの国によって、家族政策に違いがある。婚姻だけを取り上げると、重婚を認められない国もあるし、一夫多妻制を認めている国もある。

分かり易い話だが、貧富の格差が大きい国は大体、経済力が強い人間が複数の配偶者を持つ慣習が定着している。
逆に国家の再配分機能が強く、貧富の差が比較的小さい国は一夫一婦制が多いのだ。

日本も含めて、婚姻は一夫一婦制と法で定められている国に概ね共通しているのは、共産主義の国か、西側陣営でも市民革命などを経て、君主制が廃止されたか、存続が認められても旧来の権力を制限され、富の再配分が調整され、貧富の差が比較的小さいということだ。

例えば、下記は投資についての本なのだけれど、序章に著者の歴史観・国家観が少しだけ語られている。

デイトレード大学―自分でできる投資会社のつくり方から儲けるテクニックまで
デイトレード大学―自分でできる投資会社のつくり方から儲けるテクニックまで

……近代になると、国家転覆の要因は他国から侵略されること以外に革命というものが増えた。
革命は社会の底辺にいる恵まれない人たちが、国家の上流階級や貴族の地位を奪い取る行為だ。人間は嫉妬する生き物である。国家は第二の脅威となった革命を未然に防ぎ、国民の嫉妬心をなだめるため、一夫一婦制や累進課税、独占禁止法といった法律をつくっていった。

フランス革命のジャコバン派の最左翼に端を発する経済思想――マルクス派は、家族や私有財産の廃止を目標にしているのに、どうして、現実に存在する・存在した共産主義の国が一夫一婦制を堅持しているのかというと、今の中国が抱えている問題を報じる上の記事を読めば察しがつくだろう。

暴力革命で旧来の体制を倒して、権力を握った支配層がジャコバン派の最左翼のような思想を持っていたって、逆に自分たちが暴力革命で倒される可能性を恐れたから、国民を統制するため、テロリストが出てくることを未然に防ぐために、「一夫一婦制」をやらざるを得ないっていうことなのだ。

インターネット上で、フェミニズムの批判を展開している人のサイトの中には、その経緯が書かれているところがあるが、ソ連もそうだったらしい。
ロシアの帝政を滅ぼした後、権力を握ったレーニンが『共産党宣言』に書いてあるような「家族の解体」を実施したら、社会が酷く荒廃して、発足したばかりの国家体制の維持も危機的になってしまった。
レーニンの死後、その権力を継いだスターリンは事態を重く見て、それまでの政策を否定する、全く逆の政策をやった。一夫一婦制を核にした家族政策をやって、社会の荒廃に歯止めを掛けたんだそうだ。

今の中国共産党だって、ソ連のスターリンと同じような方針だから、「結婚できない男性」が急増する社会現象に頭を悩ませているのだろう。


日本だって、対岸の火事では済まない。
同じ日本人の女性から結婚相手を選ばない・選べない男性が、業者の斡旋で中国人の女性と見合い結婚する件数が増えている。
中国の政府の中で、江沢民みたいな反日派がどういうことを言うのか、容易に想像がつくだろう。
貧富の差が拡大して、結婚できない男が増えれば、民衆の不満が政府に向いてくる恐れがある。
前も同じことを指摘したが、その矛先を逸らせるために、「日本人が祖国の女性を金で買っていくのが悪い」などという文句が遅かれ早かれ出てくるだろう。

そういえば、イージス艦の機密が漏洩してしまった不祥事をやらかした自衛隊の士官の妻は中国人だったけれど、そんな事件もあったし、「女性の数の不足」にいちやく買ってしまうことは、余計な外交軋轢の種にもなるかも知れないのだから、「日本国籍を有する男性は中国人の女性と結婚するのは禁止しろ」なんて言い出す人もいるかも知れない。

国内問題のことにしても、貧富の格差が拡がって、経済的な障害で結婚できない人が増えている現象があるが、そういう要因でも、この間の記事で書いたこと――国・政府に反感を抱く国民が急増していくのだろう。

日本の国の未来を憂うことを誘われる問題が生じると、決まって、ナショナリスト側から市場原理主義と並べて、男女同権を批判する意見が出てくる。
それほど右ではなくても、大体、今の若い世代の非婚や無業の増加・下流化を憂慮・憎悪している世代の声だと思うが、オールドリベラル派からも復古調の意見が出てくる。平たく言えば、終身雇用と国民皆婚社会への回帰を訴えるような意見だろうか。


私の考えだが、今の社会のままが良いとは思っていないが、かといって、無批判にそれらの意見に同調はしない。
続きは次回に持ち越すが、日本の過去の皆婚社会について、思っていることを書く。
2007/11/17 08:00|家族政策、子育て、ジェンダーCM:0
 

女の権利ばかり要求されるが、男の義務は軽くしてくれない社会 

私が書いているブログの読者層は男女の比率がどのくらいになっているのか、分からないのだけれど、今日の記事は女性に嫌われることになるかも知れないな。

以前、ある記事についたコメントで、女性の権利拡大・社会進出の是非について、意見を聞かれたことがあったので、今回はそれを少し書いてみたい。
読売新聞のサイトの掲示板で、ちょうどいいネタが見つかったからな。

結婚しても子供を望まない彼女。別れるべきか・・・

はじめまして。20代後半のとりいと申します。

私には、現在付き合って3年になる彼女(30歳)がいます。
付き合って2年半ぐらいの頃から結婚を意識しはじめ、
つい最近になって具体的な話を切り出したところ、彼女に

「私とのことを真剣に考えてくれているのは嬉しいけど、私は結婚しても子供はいらない。
でも、とりいは子供が欲しいみたいだから、私と結婚しても幸せになれないと思う。
 どうしても子供が欲しいんだったら、私とは別れた方がいい。」

・・・と言われてしまいました。
確かに、私は結婚したら子供が欲しい(できれば2人)と思っていて、
彼女も当然そういう気持ちだろうと考えていたのですが、
実際は私と全く正反対の気持ちで大変ショックを受けています。
ただ、私は誰とでもいいから子供を持ちたいとは思っていません。
”本当に好きな彼女の子供が欲しい”のです。

女性だって心から好きな男性の子供が欲しいと思うものではないのでしょうか?
でも、彼女の場合は違うようで、私のことを好きという気持ちと
子供が欲しいかどうかということは別の次元の問題なので、
そのことで愛情の度合いを測られるのはすごく辛いのだそうです。

彼女とは別れたくありませんが、子供を諦めるのも難しく、
自分でもどうしていいのかわかりません。
皆様からのアドバイスをいただければと思い、書き込みさせていただきました。
よろしくお願いいたします。

http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2007/0826/144260.htm?g=11

上記の掲示板のスレッドを読んで、俺は不快感のようなものを感じた。

確かに、このスレッドを立てた男は痛いし、その自己本位な性格にも呆れたんだ。

が、それよりも、女性が書いたと思われる、批判的な内容のレスの中を幾つも読んでいたら、別の不快の念が募ってきたのだ。
勿論、一概に全員はそうだとは決め付けられないが、多かれ少なかれ、下記のような本音が見え隠れしているような印象を受けてしまった。

女性は働きたければ働いて、働きたくなきゃ働かない、辛くなったらやめていい。
上司は女を叱っちゃダメ。

女を泣かすなんて最低だよ、もちろん女に叱られても男は泣いちゃだめだよ、だって女性が悪いみたいで女性の印象が悪くなるでしょ、そんなのは男女平等じゃないよね。

そもそも女性に辛い仕事を押し付けないこと。 楽な仕事は女性の物、女性に力仕事なんて言語道断。
気に入らない男はセクハラや痴漢で訴えていいの、公正公平な裁判だから女性が勝つのよ、一々文句言わないの、でも男が勝訴は女性差別だよ。
夏はエアコン、冬は暖房の効いた部屋で座って仕事をするの。
かといって雑用やらせるのもダメ。 それで給与も昇進も平等にね。ただし残業、転勤、深夜当直させたら女性差別だよ。
間接差別禁止規定って知ってるでしょ。なんでも平等にね。髪形と服装は女性の自由だけど。
それからアファーマティブアクションと管理職30%目標もね。産休育休もね。当然給与40%保障で。
主婦と言っても、家事を強制される言われはないし、出産するかどうかは女が決めること。中絶する時は中絶費用は男が払うのよ、中絶は殺人?何を言ってるの?中絶は女性の権利よ。
でも男が赤ちゃんを殺したら性犯罪だよ。
でも産まれたら育児を女性に押し付けないでね。二人の子供なんだから当然でしょ。

男は生涯養育費の支払う義務があるねよ、女性?女性は都合が悪くなると赤ちゃんポストがあるからいいの、したくないことをしないのは女性の権利なの。
ただし離婚したら親権は母親のものだよ。育児は女性のほうが向いてるんだし。養育費は払ってね。 それから働く夫を妻が支えるなんて時代遅れの女性差別。
これからは働く妻を夫が支えなきゃ。 あ、もちろん収入は夫の方が多くて当然だけどね。妻には扶養請求権だってあるんだから。 夫の収入は生活費に、妻の収入は妻のための交際費専用ね。夫の財布はしっかり妻が握るね。
それと夫は妻に優しくね。妻が望まないセックスは家庭内レイプだよ。 夫が妻のセックスの求めに応じないと離婚事由になるけどね。 離婚したら慰謝料とか財産分与とかまあ当然だけど。だって女性は耐えてきたんだから。

夫が浮気したらちゃんと慰謝料払ってね、でも妻が浮気をしても慰謝料なんてないよね、女性にお金を請求する男なんて最低だよ、それでも男なの?

財産は半分は妻の物よ、残った家や車のローンはもちろん旦那が払ってね。
女性はか弱いから母子手当ても生活保護も税金控除も当然だよね。足りないぐらい。 えっ? 父子家庭にも手当てを? 男のくせに何を甘ったれてんの?
それと女性に女らしさを押し付けないでよ。 そんなの窮屈で面倒だし、いまさら男尊女卑ですかって感じ。
でも男はやっぱ男らしくないとね。

女性の自殺者やホームレスがいる国は男女平等の国じゃないよ。
男の自殺者やホームレス? それはその男の努力が足りなかったからでしょ、アフター5は毎日ビール飲みながらプロ野球観戦でしょ?雄豚♂がバット振り回してるだけの球技観てどうすんの?自業自得でしょ、女性の買い物や合コンは意味があるけど。

ねえいつになったらレディーファースト覚えるの? ワリカンなんてありえないし。 女性はね、美容室やお化粧やドレスにお金がかかるの。
少子化だって男のせいでしょ。男がだらしないから女性が結婚できないんだよ。男がもっと稼いで女性に楽させて不自由なく生活させてくれたら結婚もできるし少子化にはならないの。
え?レディースデー?あれはいいの。 別に私たちが頼んだ訳じゃないし。店が勝手にやってるんでしょ。
でもお店に苦情出したら事業妨害になるよ。
もちろんメンズデーや男性専用は女性差別だよ。

男女平等の国はスウェーデンだよ。
あそこはね男にだけ徴兵制があるの、だから女性は安心して子供を産めるの。
フィンランドは歯科医師は100%女性よ。
なに?医科医師は女性100%って男性差別?
何を言ってるの?
女性に能力があるから100%女性になるんでしょ。

それを男性差別だなんて勘違いも甚だしいしい女性差別だし憲法違反よ。
わかった?

別に女が子供を産む産まないの選択は、個人の自由・勝手だろう。

だけれど、今の世の中で、男に向かって、「もっと働いて収入を増やせ」って、お門違いな要求だと思うよ。
女性の社会進出を促された結果、男の職・ポストが相対的に減っていて、それがニートやフリーターの増加の一因になっている。

大体、今の結婚・出産適齢期にあたる世代の親世代も含めて、考えていることが滅茶苦茶なんだよ。

今も昔も、男は妻子を養うために、必要な収入を稼ぐためには、朝早くから家を出て、夜遅くまで仕事しなければならない社会構造があるわけだ。

だが、今の団塊世代などを見てみろ。
そういう生活が長く続いて、男が家事を手伝わないとか、夫婦・家族のコミュニケーションが不足したとか、妻の方が不満を爆発させて、「熟年離婚」に発展しているケースが多いではないか。
今時の若い女だって、読売新聞の掲示板の書き込みを見た印象では、男に家事の手伝いを要求する者が大半だ。

フェミニズム、ジェンダー・フリーを敵視しているネット右翼は、共産主義者が日本を転覆させるため、その手始めに社会を荒廃させる目的で、女性の社会進出を促す政策を推進させる政治工作をやってきたんだなんて言う。

しかし、前も同じようなことを書いたが、左翼の陰謀というより、それは国民の意思に過ぎないのだ。
とどのつまり、男女雇用機会均等などを推進した政治家を選んだのは、有権者一人一人の投票行為だ。
「夫はサラリーマン、妻は専業主婦っていう型に押し込まれる人生が嫌、自分の子供には自由に生きて欲しい」って思う奴が多いから、そういうふうになったんだろう。

それに、今の若い世代は、両親の仲が悪いとか、親世代があまり幸福な夫婦生活を営んでいないのを見て育った奴が少なからずいるから、非婚率を押し上げている一面もあるのではないかと思う。

だったら、男は仕事量も軽くなって、それに比例して、収入が低くなるのは仕方がないだろ。
それなのに、妻が働かなくても、一人の稼ぎで家計を支える義務を今でも強いられている。
だったら、稼ぐためには、夜遅くまで仕事をしなければならないが、それで家庭のことを犠牲にすれば、また、文句を言うわけだろう。

女が自由な生き方を選べるようになったから、非婚が増えたなどと言われているが、男の方こそ、結婚から遠ざかるんじゃないかって気がしないでもない。
なんだか、「女性の育児と仕事の両立」だとか、その手の話題を読むと、男に求める義務の重さは変えないのに、女が自分の権利ばかりを訴えているように聞こえてしまう。

家事は一人でやらない。それなのに、男に対しては、高度成長期の世代と同じ水準の定収を要求する。
自分の欲しい物だけ、「買って、買って」じゃ、しょうがないだろ。

しかし、ここで出生数を上げる対策の議論を始めると、大抵は保守派から復古的な政策が提案される。過去のジェンダー・ロールへの回帰(男は仕事、女は専業主婦)である。
非正規雇用の増加で、結婚できない男の急増が少子現象に繋がっているなら、その対策は的を得ているといえるかも知れない。

だが、俺は男で、そういう社会の変化の煽りをモロに受けている世代だけれど、保守派の意見にも賛同しないのだ。
このブログで私的なことを書くのは憚られるのだが、自分の両親も含めて、団塊世代の男女を見ていると、世間一般のイメージの家庭を築くことに夢のようなものは感じない。
もし、自分が女に生まれていたとしたら、バリバリのキャリア人生を追うことはできなくても、専業主婦になりたいとは思わないだろうし。
だから、例えば、今の自分が仕事を探したとすると、女性の社会進出のせいで、就職が決まり辛くなっているんだとしても、そのことのせいにするつもりも更々無い。
もし、自分が女だったら、選択肢が多い社会の方がいいだろうし。

以前、ヤフーの知恵袋に「婚VS独身 どっちがトクだと思いますか?」なんていうスレッドがあったことを取り上げただろ。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1111812806

私は決して非婚派ではないが、ここで「独身がいい」「既婚は損」に投票している者の意見の中には、今の日本社会に淀んでいる病理をよく指摘している書き込みもあるだろ。
かつては良くいえば、企業が「大きな家庭」として、その構成員の生活・人生設計を守ってきたから、社会の定めたルールに従っていれば、誰でも結婚できた(させられた)わけだ。
でも、悪い面を見れば、この国は省庁や企業の不祥事が後を絶たないけれど、国民の大半が「夫は仕事、妻は家庭」のモデルに固定されてきた社会が、その温床の一因なんだよ。
そのことについて、もっと分かり易い説明は次の機会に書くつもりだけれど、会社の給料や福利厚生(自営業でも系列というネットワークに)に寄りかかって、所帯を持っている奴ばかりだから、世の中がこんなに腐っているということだ。
そんなだらしのない大人に育てられるような子供なら、生まれてこない方がマシ。

なので、近年の混乱は痛みを伴いながら、そういうものが少しずつ是正される方向に向かっているようなにも見えなくもないんだが、そういう社会に回帰するだなんて話をされると、怖気すら感じる。

まあ、そういう話の続きは次の機会に譲って、経済的な問題(女の出産による経済的な損失と男の経済力が絡んだ問題)について、自分の考えを少しだけ書いて、今日の記事を結ぶ。

そういう問題は、「女性の育児と仕事の両立の支援」でも、過去の価値観・慣習の復古でも絶対に解決できない。
とどのつまり、この間の漫画喫茶難民に関する記事でも指摘したことだけれど、今の日本は国民の生活コストの負担を軽くする対策を根本からやり直す以外に無いのだと思う。
女も働かなければ、子供を育てられる世帯収入に至らないのは、男の稼ぎが悪くなったからと言うより、何でも金の掛かり過ぎるようになってしまった社会の方がおかしいのだ。
恐らく、ワーキングプアの問題に最も適切な対策が、結果的に非婚の増加・出生数の減少に歯止めを掛けることになるような気がする。
2007/09/04 18:00|家族政策、子育て、ジェンダーCM:6
 

親の責任ばかりが問われる社会 

国会議員の杉村太蔵が、1年前に結婚したばかりの妻との間に儲けた子供(生後二ヶ月)を自宅に置いたまま、夫婦で食事に出掛けたら、脱水症状になってしまったんだそうだ。
杉村は『SPA!』で何か連載記事を書いているらしいが、この話は自身がそこに載せる記事として書いた懺悔の告白なんだそうだ。

やっぱり、2チャンネルなどは、タイゾーのD’QUNぶりを叩く書き込みが多い。

杉村夫妻に無神経なところがあったことは、俺も否定はしないが、彼らを批判・中傷している2チャンネラーの書き込みも「何だかなぁ……」と思う。

2チャンネルみたいなネットのコミュニティーの住人は結婚はおろか、恋愛も奥手なタイプや引き篭もり系の割合が低くないだろう。
子供を育てた経験がある人ならば兎も角、そうじゃなさそうな人間がどうこう非難している方が痛く見える。

社会が流動化して、核家族で育った子供が多いせいかも分からないが、今の結婚適齢期世代の中で、こういう失敗を犯す危険のある人間って、案外と多いような気がする。
一昔前だったら、当たり前に分かることを覚える機会が無いってところだ。

少なくとも、自分が今度の件の杉村の立場になった場合を想像しても、これくらいのオッチョコチョイはやりそうな気がするので、今回の件について、彼を批判する気にはなれないのだ。
なので、時々、育児放棄とか、虐待の問題がメディアに取り上げられるけれど、よっぽどのD’QUNじゃなければ、子供を死なせた親に批判的な目は向けないのだ(よっぽどのD’QUNも少なくないが)。

本人の反省の告白にしろ、これを批判している連中の掲示板の書き込みにしろ、読むだけでも、子育ては人の命を預かる職業(医療関係や消防士など)と同じくらい大変なことだと分かるし、誰にでもできる仕事ではないのだと思う。
自分は向かない仕事だと思うし、自分にできない仕事をやっている人のことは、それなりに尊敬する。

しかし、この夫婦は2人で出掛けたいと思った時、子供を預けられる場所が無いんだろうか?
国会議員で、国民の血税で建てた豪華な宿舎に入居している身分で、様々な特権を与えられているが、そういう福利厚生は貧困ですか?
支出が多くて、シッターを頼む余裕も無いの?

24時間体制で人の命を預かるような職業は待遇が悪ければ、離職率が高いだろうが、子育てはそれに匹敵する激務だから、ストレスに潰される人間がいるのも道理だろう。
たまに息抜きしたいと思っても、国会議員じゃなければ、尚更、子供を預かってもらえる場所・人がいないことに頭を悩ませるのだ。

太蔵は自分の不注意を反省して、上司の安倍のような保守的な家庭観を語るだけじゃなくて、国会議員として、そういう問題意識も持った方が良いと思う。

何というか、人口減に歯止めをかける産児促進対策のつもりなら、子育ての過酷な現実をスルーして、昨日の記事でも書いた『ALWAYS』とかいう下らない映画をプロパガンダに用いて、保守的な家族教信仰を国民に押し付けたところで、却って忌避されるのがオチだろう。

例えば、ワタミの社長がその典型だが、介護などの産業もそうだけれど、今の国の政治や経済を動かしている連中は、そんなイデオロギー教育を国民に施せば、激務でも文句を言わずに働くんだと高を括っているのだ。

こういうニュースが出る度、親の責任ばかりが噴出するような社会だから、そういう思想に傾斜した政治家が幅を利かせているんだろうが。

極端な話、欧米は子供が犯罪を犯しても、匿ったりしない限り、日本みたいに両親の責任が厳しく問われない。
日本は逆に、酒鬼薔薇の両親の手記を読めば分かるが、子供が何かやったら、普通の社会生活は送れなくなってしまう。

俺は日本の文化のそういうところが嫌いなんだけれど(だから、『三丁目の夕日』の良さが理解できないのか?)、きっと、そんな俺が書いている文章は、多くの日本人にはウケが悪いだろうし、今日の記事も殆ど共感を得られないんだろうな。
2007/07/09 20:00|家族政策、子育て、ジェンダーCM:1
 
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