駄猫の時事放談

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世のために頑張っているなどと自分で言っている資産家は信用できるのか? 

先日、東証マザーズ上場のライブドアの株主総会が開催されたが、聞くところによれば、ある株主の無理解な要望に対して、社長の堀江貴文が悔し涙を流すという一幕があったそうだ。
問題の提案事項を要約すると、「ライブドアの株式は時価総額が大きく伸びており、利益も出ているんだから、一株配2円は株主に還元しろよ」という内容だ。
しかし、社長の方針は「さらなる株主価値の向上を図るため、配当でキャッシュを社外に流出させるよりも、内部保留して再投資に回したい」ということで、考え方が相容れないわけだ。そのことを「社長個人の利益を図るだけの行為」だと思っている奴が株主の中にいるということについて、切なく感じたと本人は心境を自身のブログで語っている。
その社長本人が書いているブログを覗くと、理解のある株主・応援者の励ましのコメントやトラックバックが何十本も連なっていて、現時点では配当を出さない方針を評価する意見が多い。

だが、これは投資家個人個人の考え方の違いで、どちらが正しいかとは言い切れない面もあるのだと思う。

例えば、前々から、堀エモンに対して批判的な意見ばかりをWEB上で書いている資産家の糸山英太郎は今回のことでも、やっぱり批判的な意見を書いている。
武田和平という資産家も同じような考え方で投資をやっているそうだが、会社の株式を上場させれば、配当を出す責任があるという考え方だ。

http://www.itoyama.org/contents/jp/days/2005/1226.html

一株当たり何円配当が出て、現在の株価に対して、何%の利回りになるかという尺度で投資を決める投資家もいれば、内部保留したキャッシュを今後の成長に有効に投下できるかどうかという尺度で投資を決める投資家もいるのだ。
どの投資尺度がより高いパフォーマンスを上げられるのかについては、時期や環境によって変化していくわけで、その先を読むことが投資の成果を左右するというだけのことで、一企業の経営者の人柄・方針の良し悪しなどを評してもしょうがないのではないかと思う。
ただ、私個人の拙い考え方を書けば、来年の株式市場は配当云々などよりも、キャッシュを有効に再投下できているか否かということを計る投資尺度がトレンドになっていくのかも知れない。
社長のブログで肯定的な激励コメントを読んでいると、そういう印象を受けている。

投資に関することは、ここのブログのテーマからは逸脱するので、そのことについては、このくらいで筆を止めておきます。

しかし、私はある種の違和感を感じている。
先を読むことも鋭く、頭の回転の速さで鳴る社長だから、株主総会を開けば、出席者の中にはそういう提案・質疑をしてくる奴がいることぐらい、とっくに想定していたに決まっている。
そういう輩をあしらうための弁は幾らでも考えついていた筈なのではないかな。だから、取り乱すなんてことは、有り得なかったのだ。
そのことについて、却って訝しさを覚える人間は、俺だけなのだろうか?
どこか信用できないところがあるんだよな。

世の中のことを見聞きしていると、実は自己の利益ばかりを図りながら、歪んだ妬みによる攻撃を避けるためなのか、「俺(が経営する会社)はこんなに社会に貢献しているんだぞ!」というパフォーマンスをやっている金持ちの奇麗事ばかりが賞賛されているような気がする。

いつも、堀エモンのことを批判している糸山だってそうじゃないかと思う。
少子化で日本の人口が減ることや、ニートが増えていることなどから、国の将来を憂うようなことを言う。
子供が犠牲になる事件が多発しているから、治安を回復させるためには、地域社会や次世代を背負う子供を育てる家庭環境を良くしなければならないなどと言う。

私は昔と比べて、抵抗力の弱い女性・子供が犠牲になる犯罪が増えているだなんて思っていないのだが、昨今、指摘されているような地域社会や家庭の崩壊度は、糸山氏を含めた投資家や資本家のせいだと思っている。

特に地方の地域社会を寂れさせている要因として、具体的なことを挙げると、モータリゼーション(クルマ社会)の進み過ぎ、大規模小売業の地方進出、業務請負・人材派遣業の急拡大などがそうだと考えている。
規制緩和によって、大規模小売業者(大型スーパー、コンビニエンス・ストア)が進出した結果、地域の商店街では閉店・廃業に追いやられる店が増えている。
中にはコンビニのフランチャイジーに加盟したり、大規模小売業に就職した人もいるけれど、そういう業種は激務で、盆も正月も薄給で扱き使われ、健康も家庭も壊してしまった人が少なからずいるのではないかと思う。
そういう小売業界の変化は、モータリゼーションの進行がそれを加速させてきたわけですよ。
地方に進出した大規模小売業が取引する銀行は、その地域の中小銀行ではなくて、外資系や主要都市部ばかりに支店を置いているメガバンクだ。地元住人がそういう店で買い物をしても、金は外部へ流出し、地域には金が回ってこないだろう。
地方にまともな仕事が無いのも、産業界に業務請負・人材派遣などが蔓延っているせいだ。
就職するならば、都市部に出なければ職が無いから過疎化が進んでいるということになっているのだし、まともな条件の仕事に就けず、経済力を身につけられないから、結婚できない若者が増えているわけだ。それが今の急激な少子化の主な原因だ。

あちこちで地域社会が崩壊しているのだとしたら、資本の都合でそうなっている部分も多々あるのではないかと思っている。

だから、例えば、糸山氏は自身のWEBサイトのコラムで、人材派遣会社のフルキャストや言わずと知れた大手自動車メーカーのトヨタ自動車などの株式に投資して、大きな成果を上げられたと自慢されているが、責任が無いなどとは言えないのだ。
ましてや、持っている資産の額や国会議員を務めていた履歴を考えれば。

この前も別の例で同じようなことを書いたが、国や社会を駄目にした人間が奇麗事を言っているような印象しか受けないのだ。
例えば、上場企業の経営者は株主の厳しい要求に応えるため、そういう競争原理が働いたせいで、地域社会の産業などが廃れて、様々な問題に波及して、子供が犠牲になる犯罪にも表れていると思うんだが、福知山線の脱線事故の問題の本質も似たようなものだろう。

堀エモンにしろ、糸山英太郎にしろ、そういう「勝ち組」の話していることを有難がって聞いている一般人こそ、おめでたいんだと思う。
2005/12/29 20:58|格差社会、経済大国の貧困CM:0
 

ベルセルク、29巻 

サブカルの話題もこちら(メルキオール)の方で書きます。

『ベルセルク』という漫画の29巻を読んだ。
ずっと前、28巻の感想を分割する前のブログに書いたが、否定的な評価内容だった。
しかし、今回は肯定的なことを書きたい。

以前、私はガッツ一行が魔女の師弟(フローラとシールケ)と邂逅して、トロールを退治する話の辺りから詰まらなくなったと思うということを書いた。
あの辺り(トロールと戦いに行く直前)はベルセルクの世界観について、明かされることが多く、興味深いところでもあったとは思うが、精霊の力を宿した武具の登場が一気に作品の質を安っぽくしてしまったような感があったからだ。
グルンベルトとの戦いで用いた甲冑も良くなかった。作中、使徒とそれを憎悪する主人公ガッツとの戦いの場面が繰り返されるが、それはあくまで鍛え抜いた人間の肉体でなければ、他の凡百な作品との乖離が緊縮してしまうような印象を受けるからだ。その意味では、グリフィスが受肉した後、雪原の墓地でガッツがゾッドと剣を交えた場面は秀逸だったと思う。

最近は多くのファンの間でも、私とは異なる理由を含めて、評価を落とす声が少なくない。

それでも、29巻の内容については、前の巻とは逆に私個人は興味深く感じた。
剣戟や戦争などの殺伐とした場面が少なく、シールケのガッツ(と他の人間)に対する感情、ファルネーゼの家庭環境がページ数を割いて、丹念に描きこまれている内容だ。

実は女性の描写が上手いところも、この漫画(漫画家)の優れているところのひとつらしい。
私は男なので、それについては正しくは評価できないのだけれど、あるファンサイトの掲示板で、女性と思われる人物のそういう寸評内容の書き込みを読んだ。

特に鷹の団が蝕で壊滅した後――ロスト・チルドレン以降は様々なタイプのAC色の濃い少女が登場する(ジル、ロシーヌ、ニーナ、ファルネーゼ)。

でも、キャスカ、シャルロット、ファルネーゼといった若い女性キャラクターばかりを見ていると、区別がつかないのだけれど、フローラやファルネーゼの母親を見れば、年配の女性をあそこまで深く描写できる力量のある男性漫画家はあまりいないのではないかと思う。

ただ、若干の違和感もあったが。
恐らく、ファルネーゼは幼少の頃、両親と接触が少なかっただろうけれど、火炙りや鞭打ちに性的興奮を感じる嗜虐性もそれに関係しているだろう。
母娘の対面の場面があるとすれば、もっと余所余所しい関係を想像していたし(王女シャルロットとその継母のような)、母親のあのどこかフランクな態度はありえないと感じた。と書いたら、浅いと思われてしまうかな。

この作品が掲載されている雑誌の最新号は読んだり読まなかったりしているが、今後の展開について、自分なりに予想してみよう。

当分はガッツ一行の旅と鷹の団・グリフィスの戦いの話が平行して進み、主役にその意思があっても、衝突するのはかなり先なのではないかと思う。
エルフの故郷の地を目指している一行と、新世界の開拓に野望を燃やす商人のマニフィコ、航海術・造船術が進歩しているイースという国の王族の利害が一致して、主要登場人物の何人かは大陸の戦争には背を向けて大海に乗り出す。
それと平行して、政治的に王女を担いでいるグリフィスとクシャーンの戦争が進んでいく感じになるのだろう。グリフィスやクシャーンに放たれた刺客と海上で戦闘になる可能性もある。

単にここから三つ巴に持ち込んで、強敵揃いの鷹の団との戦いの場面に繋げていくのも芸が無いというか、そうなったら安っぽい少年漫画の展開だろうと思うのですよ。

クシャーンの皇帝のガシュニカは使徒だけれど、ゴットハンド・フェムトのグリフィスとの力の差はどうなのかということだが、俺は他のゴットハンドの誰かが後ろ盾しているところもあるのではないかという仮説を思いついている。
グリフィスを含めて、5人いるゴットハンドは仕える対象こそ同じだが、必ずしも利害・思惑が一致しておらず、時に敵対することすらあるのではないかと思う。
気紛れそうなスランあたりがそうかも知れない。勿論、人間社会の国家間の紛争自体には関心が薄い。
ゴットハンドという設定は、ラブクラフトの『クトゥルフ神話』の影響があるようなことを指摘している文章をどこかで読んだことがあるが、だとしたら、旧支配者に敵対する旧神の存在のような概念も出てくるのでしょうかね?
だとしたら、髑髏の騎士やガイゼリックの帝国を滅ぼした天使がそれに当たるのかも知れない。
因みにゴットハンドの主格のボイドは、ガイゼリックの帝国で迫害された賢者が転生した姿だという仮説が最も可能性が濃いのではないかと思う。で、髑髏の騎士とは、『不思議の海のナディア』のネモ船長とガーゴイルのような因縁の関係なのだろう。それはありきたりだから、もう一捻り欲しいところだろうか。

と、色々と考えさせられることが多い作品で、語ればきりがない。また今度、取り上げたいと思います。

ベルセルク 29
三浦 建太郎著
白泉社 (2005.10)
通常24時間以内に発送します。
2005/12/28 20:58|漫画、アニメCM:0
 

機転の利かない役所 

例の構造計画書偽造事件にも腹が立つ。
下記のリンク先のブログで政界の黒い金脈にもなっていることが暴露されているが、3ヶ月前の総選挙で小泉・自民なんかに投票した国民はおめでたいってことだ(民主党に投票すれば良かったとも言えないのだが)。

http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/

総合経済研究所の内村健がこの時期に妻と離婚したことについては、あからさま過ぎることは言うまでも無い。

昔、自分の子供に「悪魔」という名前をつけようとした父親が、役所に出生届を受理してもらえないことについて、ゴネていたことがちょっとした話題に上がった時期があった。

内村の離婚届を受理した役所にも、そういう機転を利かせて欲しかった。ちゃんと仕事、してんのか?
だったら、耐震強度不足のマンション購入被害者の引越し費用や新居の購入費はそこに勤めている公務員に賞与を返上させて、充てればいい。
2005/12/26 14:59|汚職、経済犯罪CM:0
 

日本の社会で育児休暇制度が定着しない理由 

この国の今まで増加し続けてきた人口が今年から減少していくことがほぼ確定しているようです。
人口減社会を目前にした今年、少子化問題に対する世間の関心が高まっていたような気がするが、少子化の原因として、一般には女性の社会進出のことも大きく挙げられている。
だから、働く女性を支援する政策だとか、男も育児に参加し易い社会にしていかなければいけないとか、言われていますよね。
その一環が育児休暇制度の推進なのだが、取得率は低くて、世間でその恩恵に与れている人間は少ない。
何故なら、そこが日本の社会の悪いところで、出産や育児で仕事を抜ける女性のことを嫌がる風潮が濃いところだという批判があるだろう。

私が思うことは、年次有給休暇の消化率も低い社会なのに、そんな制度を追加したところで、「子育て支援」になどならないのだ。
つまり、現状では「出産・子育て」を事由に、そういう法があるとを持ち出して、休暇を要求する従業員に対して、経営者や職場の周りの人間はどう感じるかってことを想像してみろってことだ。
余程、財務に余裕がある会社(余計な人数を雇える会社)で人間関係が良好な職場か、公務員だったら問題が無いのだけれど、大半の勤労者はそういう環境では働いていないのだと思う。
もし、罰則つきで義務づければ、男女の採用差別を禁止した規制も機能していない現状では、企業は女性の雇用を敬遠するようになってしまうのではないだろうか。
それよりも先に、遊びに行く目的での有給休暇も気軽に取れる雰囲気の社会で、その消化率が90%以上にでもならない限り、出産・子育てのための休暇も取り易い職場にはならず、育児休暇も定着しないのだと思う。

要するに、奇麗事にすれば、独身でブラブラしている奴も既婚者も互いの立場を尊重し合える社会で無ければならないのではないかということですな。

いくら少子化だからといって、既婚の子有り層ばかりを更に優遇する政策を行えば、独身者や既婚でも子無しの家庭を余計に出産や育児から遠ざけることになるのだと考えている。

つまり、金銭的に税制で子有り家庭を優遇すれば、現時点で独身や子供のいない既婚者は経済的に益々、子作りする余裕が落ちるし、元より子供がいない・作るつもりのない人間が未来の社会を背負う世代について、無関心度が深まるのだと思う。

特定層を優遇するのではなくて、社会全体の雰囲気を良くする政策を取らなければ、今の出生率の急減の勢いは衰えないのではないかと思う(私は今の人口は多過ぎるから、出生率は大幅には回復させなくても良いと考えている)。
経済も金融に関してもそうだが、国の政策を決めている人間がこの程度の考察ができないから、不況も長引いてしまったところがあるのだと思っている。
2005/12/25 14:17|人口問題、少子化対策批判CM:0
 

何が「夢を持とう」だ!? ふざけんな! 〜 カインの怒りシリーズ、第二弾 

ミスキャストな人選をやっているのは、厚生労働省だけではなかった。

『月刊BOSS』というビジネス関係の雑誌の今月号に「下流社会」をテーマにした特集記事が組まれていた。だが、そのページ掲載されているインタビュー記事の人選には少し呆れてしまった。
メイテックの創業者の関口房朗とパソナの社長の南部靖之の二氏なのだ。

まず、「下流社会」という流行語について、分からない人のために先に簡単に説明しておこう。
語源は三浦展とかいうマーケティングの専門家が著わした以下の書籍――『下流社会 新たな階層集団の出現』なるタイトルらしい。
平たく言えば、所得格差・階層分化がテーマの本なのだが、収入が低いか全く無い方の階層に対して、「下流」という蔑称をつけて、その行動や性格や消費の傾向がどういうものなのかについて、自分の分野の知識を動員して分析している内容なんだそうだ。
で、「下流」に分類される人間は単に所得が低いばかりでなく、人生全般に対して、意欲が乏しい。コミュニケーション能力も低くて無気力なんだってさ。
言われてみれば、僕もそういう人間なんですがね(爆)

アマゾンのカスタマーレビューを覗いてみると評判がすこぶる悪いが、恐らくは多くの評者が評している通り、愚にもつかない内容だろう。買ってまで読む必要はないから、私は未読ですが。

下流社会
下流社会
posted with 簡単リンクくん at 2005.12.22
三浦 展著
光文社 (2005.9)
通常24時間以内に発送します。

で、話を『BOSS』の特集記事のことに戻すが、要するにこの雑誌を購読してくれる読者様は自己の人生に対して前向きになって、「下流」に転落しないようにしましょう。そのためには何を心掛ければ良いのかについて、ニューエコノミー時代の経営のカリスマにお話を伺ってみましたよという内容なんですな。

立ち読みで一読しただけだから記憶が定かではないのだが、要約するとフリーターやニートと呼ばれる人間が増えていることについて、関口も南部もコメントしていることは似たようなもので、「今は若者が希望を持つことが難しくなっているが、夢や欲求を強く持つことから何事も始まる」というような内容だったと思う。

俺がどういうことについて呆れたのかというと、どっちも人材派遣業界のパイオニア的存在であることだ。

これが例えば、パチプロで稼いだ資金でデイトレードをやって、1億円を稼いだフリーター(またはニート)に対するインタビューだったら、こういうことは書かないですよ。そういう人間が言うなら、二律背反にならないからな。

何故なら、それが全てとは言い切れはしないんだろうけれど、ここ数年、フリーターやニートと呼ばれる人間が急増していることとか、所得格差が拡大している社会現象の背景・原因には、産業・労働界に派遣や請負などという雇用システムが蔓延っている状況も多々あると考えているからだ。
言うに及ばず、企業が団塊世代を退職させた後の労組を骨抜きにするための策でもある。仮に派遣や請負が待遇の向上を要求して団結でもすれば、派遣・請負会社に対する契約を丸ごと打ち切れば良いだけのことになりますから。
先にも少し書いたことだが、昔から労組に入っている中高年は「自分たちが引退するまででも……」という保身のため、不況期に若年層の新規採用の抑制が更に厳しくされて、派遣などに置き換えられるようになった傾向も多々あるだろう。

数百万人の若者の人生設計を踏み躙る手伝いをやってきた人材屋の親玉が揃いも揃って、これからの日本を背負っていく若者の将来のことを思っているようなことを言うなよ。反吐が出るとはこのことだ。

「この国はいつから、犯罪者がしおらしく、防犯や治安対策を説いているような社会になったんだ!?」って思うぜ。
2005/12/23 21:13|格差社会、経済大国の貧困CM:0
 

何が「若者の人間力」だ!? ふざけんな! 〜 カインの怒りシリーズ 

正規雇用で就業していない若者――フリーター及びニートの急増が社会問題としてクローズアップされて久しいです。
何が懸念されているかといえば、働き盛りの年齢層の中で、所得が少ないか、全く無い人間が急増していることによって、政府の税収が減ることとか、わが国の経済成長率が押し下げられることなんだそうです。
また、特に男性の中には職業・経済力が不安定だから、本人にその意思・希望があっても結婚できない奴が増えている。
つまり、そのことに比例して非婚・晩婚が増加して、少子化を加速させているのだ。

そういうことを深刻視した行政は対策を打ち始めているそうです。
その一環であると思いますが、電通が厚生労働省の委託を受けて、『若者の人間力を高める国民運動』などというサイトを開設し、産業界やら教育界やらから識者を集めて、フリーターやニートが急増している問題を解決するために、なにやら議論をさせているんだそうです。

将来は正社員で就業すること、結婚することを望んでいる奴は多いから、その解決策を探るために話し合いをやることは結構なんですが、さて、この「国民会議」の委員に選ばれている人物なんだけれど、サイト上で名前を見た時、俺はあまりにミスキャストな人選に呆れてしまった。

豊田自動車の会長で経団連の会長も務めている奥田碩。
日本IBMの会長で経済同友会代表幹事の北城恪太郎。
連合の会長の笹森清。
デタラメだらけの「パラサイトシングル亡国論」を唱えている社会学者の山田昌弘……。

奥田と北城と笹森に対しては、「フリーターやニートになる若者が急増しているのは、お前らのせいだろ!」って突っ込みたい。
こいつらこそ、第二次ベビーブーム世代の末以降の若年層が正社員で就職する機会を奪った悪玉じゃねーか。
大企業のトップの奥田と北城については言うに及ばないが、正社員をドンドン減らして、不安定雇用の活用が容易になるように特に自民党政権の政府に働きかけたわけだよね。
そういうことについては共産党のWEBサイト辺りの方が細かく書いてあることだろうから、ここであまり長々と書くのは止めておこう。

対して、笹森清は労組のトップだけれど、どうだろうか?
とどのつまり、昨今の労働組合なんて、組織の中心になっている団塊以上の世代の待遇を守るために、何百万人の若者の将来を犠牲にして、自分たちが退職する頃までの待遇を確保するためだけに機能しているのだ。
俺はついこの間まで、ある大企業の工場で派遣を介して勤めていたのだが、そこは労組の活動が盛んだった。そこで何ヶ月か働いただけでも分かるが、労組なんて口先では「企業は請負や派遣を安い賃金で使っている」ことを批判はするけれど、俺は組合員じゃないから、何も助けてもらった覚えなんかない。
要するに大企業は従業員が団結して、待遇の改善とかを要求してくることを避けるために、労組に入れない派遣や請負で代替する方針なのだ。
年齢層別の失業率を見れば明らかだが、若年層の痛みに比べたら、中高年の痛みなんて屁とは言わないが、著しく大きいわけではない。
今の社会問題(ニートやフリーターが増えているとか、晩婚・非婚の増加による少子化で社会保障制度が危ういだとか)は、中高年が自分たちの保身のため、若年層に対して過度のしわ寄せをしたことのツケなんだろうと考えている。

欧州でも若年層の雇用情勢はこういう構造があって、日本よりも深刻な社会問題になっているそうだ。
日本の若年層の失業がそんなに深刻にならないのは、「成人後も同居を許され、経済的に依存できる両親がいる奴(パラサイト・シングル)が多いからだ」と分析しているのが、社会学者の山田昌弘です。
しかも、パラサイト・シングルの急増は少子化の直接原因で、日本経済にも大きなマイナスだから、懲罰的な課税を課してでも、一人暮らしをさせろなどとも主張されておられます。
こっちに対しても、「ふざけんな」って怒鳴ってやりたい。
何で、上の世代の過度の保身と不始末のツケを背負わされる我々が余計な苦労を背負わなければならんの?
お前らの望み通りの「人間力」が高くて優秀な若者だったら、さっさと海外に自分の活躍の場を探しに出て、ここまで目茶苦茶になってしまった日本の国を支えながら、次の世代を産み育てるなんてことはしないだろうよ。

まぁ、奥田と北城なんかは単に安い賃金で扱き使える従業員が欲しいだけなんだと思いますよ。

そもそも、私個人のことは兎も角、今の若者が極端に腑抜けているだなんてことはないと思うがな。
「若者の人間力」だなんて、わけのわからん造語がそもそも人を小馬鹿にしているわな。

こんな連中の話し合いが、真の意味で苦しんでいる若者を支えられるとは思えませんな。

お前らの世話になんかならねーよ。


2005/12/22 03:40|雇用、労働CM:0
 

ヒューザー 

どーでもいい(事件のことではない)けどさ。
例のマンションの構造計算書の偽造事件のヒューザーという会社の名前って、どこか面白い響きがありますよね。

特撮番組に出てくる、銀河系支配を目論む悪の勢力の親玉の名前か、少年ジャンプの鳥山明の大ヒット漫画作品に登場する悪役の名前みたいだ。


そりゃ、フリーザーだっちゅーの。

2005/12/01 22:34|意味不明、珍珍CM:0
 

人喰い猫の怨嗟の声 

どいつもこいつも、気の抜けたマヌケ面でイライラするぜ!!

普通が幸せか?
平和が一番か?

お前らには無理な相談だな。

自分の範囲だけでコトが済む時代は終った……

すぐ近くで誰かがお前らを狙っているぜ!!

2005/12/01 22:32|意味不明、珍珍CM:0
 
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