駄猫の時事放談

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加藤智大という殺人鬼について 

先月、秋葉原で起こった例の事件について、遅ればせながら、幣ブログでも取り上げてみることにする。

格差社会の負の産物、「派遣」という雇用形態の問題を指摘する意見も少なくないよな。

しかし、今度の事件の犯人については、どうなんだろう?

教育が厳しい家庭環境で育ち、県内で最も偏差値の高い高校に進学したら、同級生は自分よりも良い成績を取る奴が多く、酷い挫折感を味わうことになったらしい。
卒業生の殆どが四年制大学に進学する中で、彼は卒業後、短大に進学する。

もし、今の日本がこういう格差社会じゃなかったら、彼はマトモな社会人になっていただろうか?
思うのだけれど、彼よりも上の世代は、まだ、少子化がそんなに進んでいないのに反して、大学の数が今よりは少なかったのだから、同年齢の受験生の数は多く、受験戦争はもっと厳しかっただろう。
「派遣」という制度が産業界にそんなに浸透しておらず、何か正社員で就職する口があったとしても、彼みたいな奴は「何で、俺はこんな仕事に就いているの?」という不満を抱えがちになるような気がするんだよね。

誤解しないで欲しいが、今の日本の労働問題の中で、派遣という概念が及ぼしている負の影響を認めていないわけではない。
まぁ、この件だって、無名ブロガーの無責任でトンチンカンな考察で、ホントはこの犯罪と今の日本の労働問題は何か因果関係があるかも知れないが。

いずれにしろ、下記の記事を読むと、ホントに奥手といか、ヘタレというか、本質的に女性に悪さができない人の好い男だったんだなとは感じる。
部屋に連れ込んで、酒を飲ませるところまで持ち込んだのに、童貞を卒業しなかったんだぜ。
女の方はその気が無いのに、そんな男の部屋に上がって酒を飲むなんて、どれだけ無防備なんだよ、って呆れるが。

下手糞なケータイ小説を読まされた気分である。

【秋葉原通り魔事件】加藤容疑者のメル友女性告白「悩んでいるようには見えなかった」

東京・秋葉原の連続殺傷事件を引き起こした加藤智大(ともひろ)容疑者(25)。犯行前に「友達ほしい」「彼女さえいればこんなに惨めに生きなくていいのに」と掲示板に書き込み、孤独な生活ぶりがうかがえるが、1年前の一時期、容疑者には「トモ」と呼んでくれる親しい女性(23)がいた。女性に加藤容疑者の素顔について話を聞いた。(米沢文)


 6月8日午後。彼女は秋葉原の連続殺傷事件を報じるニュース速報にくぎ付けになった。殺人未遂の現行犯で逮捕された男の名前が、自分の知人と同姓同名だったからだ。

 夜になって、容疑者が逮捕された場面などが映像で繰り返し流れ、青森県出身であることが報じられた。それを見て、彼女は容疑者があの「トモ」だと確信した。



携帯サイトで知り合い、「トモ」と呼んだ


 彼女がトモと初めて会ったのは昨年7月末だった。

 携帯電話の出会い系サイトで知り合い、メールを何通かやりとりした。送られてくるメールは笑顔や悲しい顔などのカラフルな絵文字入りで、2、3行の短いものがほとんどだったが、一度始まると何往復もした。

 お互いに青森市に住んでいることが分かり、トモは「会いたい」と言ってきた。

 市内の駐車場で待ち合わせをした。ありふれたチノパンとシャツを着て、髪形には気を使っていないような印象を受けた。

 「きっと彼女はいないんだろうな」

 そう思った。

 名前を「ともひろ」と読み当てると、トモは「珍しいな。1回で読めた人」と笑顔をみせた。彼女はトモと呼ぶことに決めた。

 トモの軽乗用車に何度か乗せてもらった。車内は整頓され、後部座席にはUFOキャッチャーで得たらしいディズニーなどのキャラクターもののぬいぐるみが4、5個並んでいた。会話はあまり弾まなかった。ラジオやCDはかけず、車内はシーンとしていた。

「前はスポーツカーに乗ってたんだけど、事故起こした。今度、GT−R買いたいんだ」

 2人ともゲームが好きで、よくゲームセンターでUFOキャッチャーをやった。一度だけカラオケにも行った。歌を歌うのは好きらしく、一般の人は知らないようなアニメ系の歌を次々と入れていた。

 8月1日には2人で「浅虫温泉花火大会」に遊びに行った。屋台で食べ物を買ったり、花火を携帯電話の動画に撮ったりして半日過ごした。2人でいる間、トモは携帯電話の着信などを気にする様子はなく、親しい友人はいないようだった。


「オレと一緒になればいいのに」

    
 花火大会の翌日。「親に家を追い出された。アパートに引っ越したから来ないか」と自宅に誘われた。

 部屋はアパート1階の1LDK。電気はまだ通っておらず、中は真っ暗だった。壁紙は張り替えたばかりらしく、清潔な感じがした。玄関にはスリッパが2足並んでいた。向かって右側にトイレと風呂、その奥にキッチン。左側奥には居間、その手前に小さな寝室があった。

 居間は10畳以上あり、フローリング床でテレビと大きなクリーム色のL字型ソファが占拠していた。「お金には困っていないのかな」と思う一方でこうも思った。

 「こんな大きなソファに1人でいたら寂しいだろうな」

 寝室には青っぽい絨毯が敷かれ、しわひとつない黄緑色のカバーがかかったベッドがあった。自炊をしている様子はなく、冷蔵庫にはその日の分のコンビニで買ってきた食べ物やプリンなどしか入っていなかった。

 一度、コンビニで買ってきた缶入りのカクテルを部屋で飲んだことがあった。トモは何本か飲んでも変わらず、酒は強そうだった。

 部屋では2人でもっぱらテレビを見て過ごした。夕方にはニュース番組をみることが多かった。バラエティー番組を見ているときなどは、トモは口元に手を当ててクスッと笑うこともあった。

 「オレと一緒になればいいのに」

 本気かウソか分からないが、トモがそんなふうに言ってきたことがあった。彼女は「それはないから」と、それとなく交際を断った。

 帰り際には必ず、「また来ていいから」と言われた。何度目かに自宅を訪れたとき、突然、合鍵を手渡された。

 戸惑いながら「いや」と言うと、トモは「いつでも来ていいから」と鍵を手のひらに押し込んできた。

 「誰かに頼られたいのと、自分も誰かに頼りたいのかな」

 そう思って鍵を受け取ったが、彼女がその鍵を使うことはなかった。

 8月も終わりに近づき、気がつくとメールのやりとりは途絶えていた。

 彼女が連絡先を変えたこともあり、それ以降連絡は一切取っていない。


「生きていれば何とかなる」と言っていたのに…


 加藤容疑者は彼女にとって「お兄さん」のような存在だったという。口数は少なく、自分の家族や悩みについて話すことはなかった。

 その代わり、彼女の話はよく聞いてくれた。

 当時、人間関係に悩んでいた彼女に対し、加藤容疑者は「生きていれば何とかなる。何かあってもオレがいるから」と優しく励ましてくれたという。

 当時を振り返り、彼女は「あんなふうに言っていたのに、自分がそうなったら(事件を起こしたりしたら)ダメだよ」と語る。

 彼女は加藤容疑者について「病んでいたり、悩みがあるようには思えなかった。もし悩みがあったのなら、私が聞いてあげていれば、あんなにたくさんの人を殺さずにすんだかもしれない」と唇をかむ。

 わずか1カ月間のつきあいだったが、今回の事件で、彼女自身もショックから立ち直れないでいる。


http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080620/crm0806201646025-n1.htm

しかし、犯人の男が所属していた派遣会社は、日研総業という業者で、派遣先・終業先は静岡県にある関東自動車工業というトヨタグループの事業所だ。
それで、派遣元も派遣先も、今回の事件について、「以後、こういうことが起こらないように、従業員の管理をしっかりやります」などというコメントを発表している。

具体的にどんな労務管理を行うのだ?
まさか、教育時間を取って、「何故、人を殺してはいけないのか?」というテーマについて、勉強会でも実施するんでしょうかね(笑)
2008/07/01 22:00|司法、刑罰、犯罪CM:0
 
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